2007年2月18日日曜日

子供を自転車に乗せる際の注意

子供を自転車に乗せて走っている人は、昔から多く見かけます。しかしちょっと待ってください。あなたの子供の乗せ方は、安全上、問題はないでしょうか。
 子供は荷物とは違いますから、動きもすればケガもします。子供を自転車に乗せる際は、例として、以下の点に留意してみたらいいでしょう。
・子供の年齢:「動かないで」「つかまって」など、大人の言葉を理解できる3歳くらいからがいいでしょう。
・子供が眠くなる時間帯は避ける:眠ってしまった子供を片手で支えながら走るのは事故の元です。
・「子供乗せ」を使う:「子供乗せ」を使うと、子供を比較的安全に乗せることができます。
・子供の体重に応じて乗せる場所を変える:前に乗せる方が目が届きやすいですが、体重の重い子供を前に乗せると、ハンドルを取られることも。
・子供を後ろに乗せるときは、子供が落ちたり後輪に手足を巻き込まれないよう注意する。
 自転車に子供を乗せることは、様々な危険が伴う行為には違いありません。このほかにも、子供や保護者の条件によって、いくつか留意点はあるとあると思いますが、いずれにしても、自転車に子供を乗せる際は、くれぐれも安全に気を配りたいものですね。
 「子供乗せ自転車」という、子供を乗せるための工夫がなされた専用の自転車も売られています。必要な方はこちらも検討してみたらいいでしょう。

子供用自転車

 「子供には、自転車の前にまず三輪車を」――こんなふうに思われている方も多いと思います。しかし、実は三輪車はその構造上、自転車よりも乗るのが難しいのです。しかもブレーキもないため、特に坂道ではとても危険。どんな子でも、いずれは自転車に乗るわけですから、いっそのこと三輪車はやめて、小さな子供用自転車にしてみてはいかがでしょうか?
 子供用自転車は、最小で12インチから。前後にブレーキが付いていて、かつ補助輪付きの自転車なら、三輪車よりもずっと安全ですし、早いうちに自転車に慣れることができます。
 子供にこれから三輪車を与えようとお思いの方は、12インチの子供用自転車も検討してみたらいいでしょう。

サイクルスポーツの楽しみ方

アマチュアでも楽しめるサイクルスポーツでは「ツーリング」。「サイクリング」とも言われるが、時間を競わない点がロードレースとの違いです。
 日本でも、1950年ごろからサイクルスポーツの人気が高まり始め、1964年には「財団法人日本サイクリング協会」が設立されました。また都道府県にもサイクリング協会が設置され、各都道府県にはサイクリングロードも開設されています。(全国で約110箇所)
 海外でのサイクリングイベントでは「ホノルル・センチュリーライド」が有名。
 1981年以来毎年9月に開催され、ハワイの美しい風景を満喫しながら完走を目指すこのイベントは、最長100マイルで、各自の脚力に応じて距離を選べるのも特徴。
 2003年の大会より、日本航空がスポンサーを努めたところから、客室乗務員のグループほか、片山右京、忌野清志郎などの有名人も参加しています。2005年度は日本人1985名が参加(全参加人数の約60%)。近年ますます人気が高まっています。
 また、国内でも地域ごとに様々なサイクリング大会が催されています。
 知多半島の先端にある美しい島、日間賀島を周回する「エンデューロレース」や、秩父と渡良瀬の「サイクルトレイン」など、美しい自然と空気の中、サイクリングを楽しむイベントに、人気が集まっています。
 国内のサイクリングイベントは、「財団法人日本サイクリング協会」のサイトでも調べることができます。小学生から参加できる大会もあるので、家族連れでぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
 尚、サイクルスポーツで大切なのは、自転車のメンテナンス。専門的に楽しむようになると、自転車のメンテナンスを自分でできるようになることも大事です。
 様々な書籍や、インターネットで情報が提供されていますので、安全に楽しく、サイクルスポーツを楽しみましょう!

サイクルスポーツの種類

「サイクルスポーツ」には色々な種類があります。
 プロスポーツとして有名なところでは、「サイクルロードレース」。ドロップハンドルをつけた「ロードレーサー」と呼ばれる自転車で行われます。
 世界では、「ツール・ド・フランス(フランス一周)」や「ジロ・デ・イタリア(イタリア一周)」、「ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン一周)」などのロードレースが有名。
 日本では「ツアーオブジャパン」「シマノ鈴鹿ロードレース」「ツール・ド・北海道」「ジャパンカップ」などが有名です。
 それ以外にも、年に一度の世界選手権、ワールドカップも行われています。
 また、陸上競技のように、競技場の中を周回する「トラックレース」。世界選手権やオリンピックの種目にもなっています。世界選手権では、中野浩一が1977年からスプリント種目で10連覇の優勝を成し遂げました。
 また、日本の公営競技である競輪も、トラックレースの一つです。
 その他にも専用のBMXサイクルを使用する「BMX(バイシクルモトクロス)」。ダート(土)の上で競争する「レース」と色々な技を競う「フリースタイル」があります。
 「BMX」の「フリースタイル」では、自転車を使って驚くようなトリック(技)を繰り出す「フラットランド」、ヴァーチカルランプと呼ばれる両側が垂直に立ち上がっているU字型に組まれた大きな台を往復して、台から飛び出した空中で技を繰り出す「ヴァート」などが有名。
その他のサイクルスポーツでは「シクロクロス」「マウンテンバイク」「バイシクルトライアル」「サイクルフィギュア」などがあります。
 その他、変わったところでは「サイクルサッカー」。1チーム2人が自転車に乗って行う、サッカーに似た球技です。主に前輪を使ってボールを扱い、パス、ドリブル、シュートなどを行います。
 また、「水泳・自転車・マラソン」を連続で行う「トライアスロン」も変わりどころです。

自転車の防犯登録こんなときは?

自転車の防犯登録。通常は、自転車の購入時に販売店で登録してもらえばOKですが、以下のような時はどうしたらよいのでしょうか?
 「自転車が盗まれたときは?」
 控えてある防犯登録番号を持って、近くの警察署、または交番に被害届けを出しましょう。
 自転車が発見されると、登録番号もしくは車体番号から持ち主を特定して所有者に連絡が行きます。
 防犯登録をしていないと、盗難車が発見されても、自分の自転車であることを証明できません。
 「駅前などで自転車を撤去されてしまったら?」
 防犯登録をしていれば、連絡が来るので安心です。
 「自転車を人から譲り受けたときは?」
 自分の身分証明書を持って、近くの「自転車防犯登録所」で登録の手続きをしてください。
 新たな防犯登録番号で新たな所有者の名前等を登録されます。
 この場合、登録手数料が新たにかかります。
 「引っ越した時は?」
 近くの自転車販売店で、防犯登録カードの控えを持って変更の手続きをしてください。
 尚、他の都道府県に引っ越した場合は、新規に登録の手続きが必要となります。
 自転車は、正しく防犯登録をして、安全に乗りましょう。
 また、盗難に遭わないためには、防犯登録をちゃんとするだけではなく、鍵を二重にかける、などの対策も効果的です。

自転車の防犯登録とは

自転車には、法律により「自転車防犯登録」が義務づけられています。
 自転車の防犯登録は、平成6年6月から施行された、自転車の盗難や、駅前の放置自転車の対策が目的の法律「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」によって定められています。
 日本では、年間40万台以上、東京都内だけでも6~7万台が盗難に遭っています。しかし、現在では低価格の自転車が増えたこともあり、盗難届けを出さないケースも多く、実際にはもっと多くの自転車が盗難に遭っていることが予想されています。
 自転車に使われているシリンダー錠は壊すのが容易なものもあり、また、自転車は重量が軽いので盗難が可能です。低価格の自転車は乗り捨てられて放置自転車化されることが多いが、高級自転車は盗難後、分解されて、ネットオークションなどで売られることが多いと言われています。
 自転車の防犯登録は、自転車を購入した販売店(「自転車防犯登録所」)で登録することができます。
 「自転車防犯登録所」とは、各都道府県毎に、公安警察の指定の元で、各都道府県の警察によって定められた防犯協力会の指定の販売店が行っています。
 登録料として、一般的に500円が必要となります。
 登録の手続きをすると、登録カード控えをもらうことができるので、大切に保管しましょう。住所変更や、他人に譲渡する際に必要になります。
 自転車の防犯登録には、「自転車の本体」「(健康保険証、運転免許証など)氏名・住所などが確認できる証明書」「(自転車が、その販売店で買ったものでない場合)その自転車を購入した、または譲り受けたことがわかる保証書、譲渡証」が必要となります。
 「自転車防犯登録」を行わない場合の罰則はありません。しかし、「自転車防犯登録」をしていれば盗難などの被害に遭った場合、自転車が戻りやすくなります。
 自転車を購入する際はもちろん、友人から自転車を譲り受けた場合なども、必ず防犯登録を行いましょう。

マウンテンバイクの楽しみ方

マウンテンバイクをスポーツとして楽しむ人は増えており、国内での年間販売数も30~60万台。累計では500万台を越えているそうです。((社)日本自転車協会・調べ)
 マウンテンバイクは様々な楽しみ方ができます。
 シティユースから、サイクリング、オフロード走行、など。
 マウンテンバイクは元々、オフロード用に頑丈な作りをされたものですが、市街地でも、段差や障害物に強い、という理由で、マウンテンバイクを好んで使う人もいます。
 日本では、1980年代後半に第1次マウンテンバイクブームが訪れ、その後のアウトドア・ブームとともに、レジャーとしての認知度が高まりました。また、その後、マウンテンバイクでのレースなども開催されるようになり、スポーツとしての認知度も増していきました。
「シティユース」
 市街地では、日常の通勤・通学・買い物などの足として使用します。マウンテンバイクの操作性・性能を生かし、段差や路面のデコボコなどを気にせず走ることができます。
「ツーリング」
 都会を離れ、郊外に出て長距離を走破したり、自然の中の林道などを、自然を満喫しながら長距離ツーリングを楽しみます。
 すばらしい自然や景色の中、マウンテンバイクならではの、爽快な走りを体験できます。
 初心者の方は、ガイドありのツアーに参加するのもよいでしょう。
「レース・コンペティション」
 小規模の大会から、全日本クラスの大会まで、様々なレベルの大会があり、スポーツとして楽しむことができます。
 代表的な競技種目としてはクロスカントリー(1周6km以上の舗装されてない山道や坂道などの標高差のあるコースを周回する事で順位を競う)、ダウンヒル(山岳斜面に作られた下りのシングル・ダブルトラックを走行し、そのタイムによって優劣を競う。最も危険)、デュアルスラローム(2本の旗の間をマウンテンバイクで通り抜け、タイムを競う )などがあります。